予防接種の目的
ウイルスや細菌といった病原体の感染で発症する病気を感染症といいます。予防接種は病原体を不活性化や弱体化したり、毒性をなくすことで作られたワクチンを接種することで感染症に対する免疫を獲得するために行われます。免疫を獲得することで感染症にかかりにくくなったり、あるいは重篤化するリスクを軽減することができます。
予防接種をご希望の方へ
- ご来院前に、お電話にてワクチンの在庫状況をご確認した上で予約をお願いします。接種日は、予約した時間にご来院してください。
- 当日の体調、基礎疾患、アレルギー、過去の病歴等から予防接種を受けるべきでないと医師が判断した場合は予防接種を受けることができません。ご了承ください。
- ワクチンの種類にもよりますが接種後1日は発熱、接種部の腫れなど副作用が出ていないか気を付けてください。高熱やけいれん等の重い症状が表れた場合は、速やかに医師の診察を受けてください。
予防接種の種類と一覧
定期予防接種
「定期予防接種」とは予防接種法と政令において病気の発症とまん延を予防するために、一定の年齢になったら、受けるよう努めるべきとされている予防接種です。ただし、法令に定められた対象者以外の方も接種することは可能です。その場合は自己負担になります。定期予防接種に指定された病気は感染力が強く、また重篤化することが多いので予防接種によるメリットは大きいです。
- BCG (結核)
- ヒブ
- 小児用肺炎球菌
- 四種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)
- 三種混合(百日せき・ジフテリア・破傷風)
- 二種混合(ジフテリア・破傷風)
- ポリオ
- MR(麻しん・風しん)
- 麻しん
- 風しん
- 水痘
- 日本脳炎
- 子宮頸がん(ヒトパピローマウイルス)
- 高齢者肺炎球菌
- インフルエンザ(65歳以上、10月15日~1月31日)
任意の予防接種
周囲の環境や家族の状況、自分の予定などを踏まえて、接種するかどうかを選択できる予防接種です。とりわけ海外では感染症の危険にさらされることが多いので、渡航予定国の状況を見た上での予防接種をおすすめします。
- インフルエンザ(65歳未満)
- 破傷風
- 風しん
- おたふくかぜ
- A型肝炎
- B型肝炎
- ロタウイルス
- 黄熱
- 狂犬病
- コレラ
予防接種の詳細や助成など
予防接種はそれぞれ受けるべき時期や回数等が決まっており、決められた通り受けなければ、効果が失われることもあります。各予防接種について詳しくは下記のウェブサイトを参考にしてください。また予防接種を受けるにあたって広島市などから助成が受けられる場合がありますのでそちらもご確認ください。